蝉しぐれ
蝉が鳴く中、7月は汗を流し、流し、坐りました。
坐る前は、暑くて坐るのが億劫になるのですが、
一度坐ってしまえば、流れ出る汗も
体から毒を絞り出している様に感じられ、
流した汗の分だけ気持ちが爽やかになります。
時折、頬をつたい流れ落ちる玉の汗が、
ふっと、坐禅に集中していた心を解き放ちます。
そうすると、遠くで聞こえていた蝉の鳴声が、
一段と大きくなり、うるさく聞こえてきます。
蝉時雨。
もう少し、静かに鳴いて欲しいです。
でも、蝉が鳴きやんだ後におとずれる、
時を止めるような静寂な時間もいいものです。
8月はお休みします。
2008年07月27日
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