どれほど大きな失敗や過誤にみちていても、
心の眼を前方にそそぎ、
希望にもえて日日をつとめはげむ人は、
年齢の多少にかかわらず、
みな青年である。
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放逸(ほうめん)の人の中に
ひとりいそしみ
うち眠る人の中に
ひとりよくさめたる
かくの如き智者は
かの足早き馬の
おそき馬を 駆けぬくごとく
彼は足早く 走りゆくなり
主典「法句経」
世の中はおこたり怠ける人が多くいます。
そして人間はみなやすきにつきたがります。
朱にまじわれば赤くなると言います。
そんな環境の中にいると、自分もいつのまにか怠けものになってしまいます。
だから、釈迦は たとえそんな人の中にあっても一人いそしみはげみ、
努力することを忘れてはならないと教えています。
うち眠る人の中に、ひとりめざめて、精進努力する人は、
足の早い馬が他の馬をおいぬいて走りさるように、
早く涅槃の境地に達すると言います。
間違うこともある、
失敗することもある、
しかし、
間違ったら直せばよい、
失敗したらやりなおせばよい。
ともかくも、日々努力し、
迷いながら正しい方向を求めて努力していけばよい。
これが、仏教の目指す生き方である。
新たな犠牲がでませんように。