2014年01月28日

ブッダの教え7

花の香りは

風にさからっては行かず

旃檀(せんだん)もタガラも

末利迦(まりか)もまた然(しか)り

されど

善人(よきひと)の香りは

風にさからっても流れゆく

善人のちからは

すべての方に薫(かお)る

出典「法句経」

花の香りは風にさからっては流れないが、善き人の行いや評判は風に逆らっても流れていく。

よき師、よき友と交わって、私たちもその香りをともにし、その美し香りを流しましょうと。

posted by しょっさん at 18:28| Comment(0) | 仏教の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月19日

ブッダの教え6

ありとある悪をなさず

ありとある善きことは
 
身をもって行い
 
おのれのこころを
 
きよめんこそ
 
仏の教えなり
 
「悪いことはするな、善いことしましょう」とは、いわゆる倫理道徳ですね。
 
では、仏教の特色はどこかというと、
 
「おのれの心を浄める」というところです。
 
心浄ければその人の行為も言葉も浄らかになる。
 
それゆえに仏教では、坐禅や念仏の行をすすめております。
 
自ら心を浄める。←ここですよ。
posted by しょっさん at 20:05| 仏教の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月07日

ブッダの教え5

粗(そあら)なる

ことばをなすなかれ

言われたるもの

また なんじにかえらん

いかりより出(い)ずる言葉は

げに 苦しみなり

返杖(しかえし)かならず

汝(なんじ)の身にいたらん

出典「法句経」

粗暴なことばをはいてはならぬ。
それはまた言った人にかならずかえってくるでしょう。
怒ったときに言う言葉はきつく、人に苦しみを与える。
そしてその仕かえしはかならずかえってくる。
優しい言葉使いをこころがけましょう。
posted by しょっさん at 18:50| 仏教の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする